オーストラリアワーホリ準備の流れ

海外生活ログ

この記事では、エージェントを使わずにワーキングホリデーでオーストラリアに来る際の準備や流れをまとめてみました。

来ることは決意したものの、いざ準備を始めるとやることが多すぎて、正直最初はかなり戸惑いました。

正直に言うと、私はけっこう怠惰なタイプなので、お金で解決できることはなるべくそうしたい派でした。なので最初は留学エージェントを使うつもりで、適当に2社ほど電話してみたんですが……そのうちの1社に「最低でも150万円は必要ですね」と言われて、速攻で心が折れました(そのときの貯金は100万ちょっと)。

「学校に行かないなら、なおさら自分で手続きした方がいい。簡単だから。」と言ってくれた友人の言葉にも後押しされて、結局エージェントは使わないことに決めました。

(あと、これは個人的にかなり刺さったんですが、「たかだかネットで調べたら出てくる申請すら自力でできないで、現地じゃどうするの(笑)」って言われて、「ああ、確かに…」と妙に納得したのも大きかったです。)

実際、お金に余裕があったわけでもないので、大人しくひとつひとつ自分で調べて、自力で申請しました――

…と、言いたいところですが、実はそのときパソコンすら持っておらず、右も左もわからなかった私を、友人たちが何から何までサポートしてくれました。本当に感謝しかないです。

だからこそ、今度は私が、あの時の友人たちのように、誰かの助けになれたらと思っています。

今回は、私が実際に準備した一連の流れをまとめてみました。
これからワーホリを考えている人のヒントになれば嬉しいです。

今すぐやること

貯金

冒頭でも書いた通り、最初はエージェントを使うつもりだったので、最終的にはたしか120万円くらいは貯金してたと思います。

(結局エージェントは使わなかったけど、もし「語学学校3ヶ月+ホームステイ」をするなら、最低でも100万円は用意しておいた方が安心かなという印象です。)

私の場合は語学学校にも行かず、エージェントも使わなかったので、ざっくり30万円あれば、航空券・到着後の滞在費・食費・現地の保険など、最低限はなんとかなると思います。

ただし、仕事がすぐに見つかる保証はないし、お金の余裕はそのまま心の余裕にもつながるので、残高証明に必要な5000ドル(約50万円)はやっぱり持っておくに越したことはないです。

もちろん、お金はあればあるだけ安心。そりゃそうだ

クレジットカードの準備

言うまでもないけど、まずクレジットカードは必須です。
オーストラリアでの生活はもちろん、実はビザの申請時にも必要になります。

私も申請の際にオンラインで支払いを求められて、そのときクレジットカードがなければ少し困っていたかもしれません。

また、私は利用しませんでしたが、クレジットカードに付帯している海外旅行保険を活用している方も多くいるようです。そういった面でも、クレジットカードを1枚は持っておくと安心だと思います。

パスポートの取得

パスポートも、あえて言うまでもないかもしれませんが(笑)

2025年の3月からパスポートの仕様が新しくなっていて、申請から交付まで1ヶ月以上かかることもあるそうなので、早めに準備しておくのが安心です。

ちなみにこれは余談なんですが、メルボルンでパスポートを更新した友人が「写真が全然盛れなかった!」って嘆いてました(笑)。詳しいことはわからないけど、写真写りを気にするタイプの人は、日本で更新しておく方がよさそうです。

海外送金サービスの開設

海外送金サービスはいくつかありますが、私はWise(ワイズ)を使っています。
日本の銀行より手数料が安く、為替レートも良いので、海外に行く予定があるなら開設しておくのがおすすめです。

登録時には住所が確認できる書類(住民票やマイナンバー通知カードなど)の提出が必要です。
私は申請を後回しにしてしまい、日本を出たあとに手続きしたので少し手間取りました。できれば出国前に済ませておくとスムーズです。

有料のデビットカードもありますが、私は無料で使えるApple Payで十分対応できているので申し込みませんでした。
アカウント開設は無料なので、早めに準備しておくと安心です。

wiseについては後日詳しく解説した記事をアップします。

ビザ申請

ワーキングホリデービザ(subclass 417)の申請

ビザの申請はオンラインで完結するので、英語に少し不安があっても大丈夫。流れに沿って進めれば、そこまで難しくありません。

2025年4月現在、ワーキングホリデービザの申請費用は650豪ドル(約65000円)です。

申請にはパスポート情報の入力や健康に関する質問への回答、そしてクレジットカードでの支払いが必要になります。私は特に追加書類も求められず、申請から数日でビザが承認されました。

残高証明について

ビザ申請に必要な資金として、5,000ドル(約50万円)以上の残高証明が必要です。

私は三菱UFJ銀行で発行してもらえる、無料の英文残高証明書(画像の黄色ライン部分)で問題なく申請が通りました。

なお、残高証明書には入出金の履歴などは記載されず、あくまで「証明書を発行した前日時点の残高」のみが記載されます。

そのため、申請時に一時的に入れたお金でも大丈夫だと思われます(※保証はできませんが…小声で)。

ビザの承認

私の場合深夜2時に申請して、1分と経たないうちにReceived(受理)よりも先にGranted(承認)のメールが届きました。

念のため、ビザが下りるまでは航空券の手配は待ったほうが安心です。

(※申請時期や人によっては、健康診断や追加書類の提出が求められる場合もあるそうです)

ちなみに申請から1年の間いつでも渡航が可能になるので、とても極端な話、30歳最終日に申請し、31歳最後の日に渡航して32歳の1年間ワーホリをすることも(理論上)可能です。

このビザ申請の詳細についてはたくさんの人がすごく丁寧にブログやYOUTUBEで説明してくださっているので、ぜひ自分にとって一番わかりやすいサイトを探してみてください。
(私も本当にお世話になったので、まとめてくださった人には感謝しかないです!)

航空券と宿を予約する

航空券について

航空券は、言うまでもなく早い方が安いです。行く日程が決まったら、なるべく早めに予約するのがおすすめ。私は出発ギリギリで探してバタバタしたし高くついたので、本当に早めが正解です。笑

これは特定の地域の話になりますが、ゴールドコーストに留学予定の方には「ブリスベン空港着」も検討してみてほしいです。多少の移動はありますが、公共交通機関で3時間ほどで到着できて、費用も抑えられるので意外とおすすめ。

しかも、2025年4月現在、QLDでは公共交通が50セントで利用できるキャンペーン中なので、タイミングが合えばかなりお得です。もちろん、ゴールドコースト空港も便利ですが、空港から市内(サーファーズパラダイス)まで結局1時間ほどかかるので、ブリスベン発着で安ければそちらを選ぶ価値ありだと思います!

宿泊施設について

そしてもうひとつ、忘れがちなのが宿の予約。

時期によってはバッパー(バックパッカーズホステル)が満室になってしまうことも多いので、こちらも早めの確保をおすすめします。私は直前すぎて、1度本当にホームレス寸前になりました!その話はまた別の記事で書こうと思ってます。

周知の事実ではあると思いますがBooking.comでは前日までキャンセル無料のプランもたくさんあるので、とりあえず押さえておいて、あとでもっと良い宿が見つかれば変更するっていう気持ちで、ぜひ早めの予約を!


ここまで準備できれば、ワーキングホリデーに向けての準備はほぼ完璧です!

ここからは、海外での長期滞在をよりスムーズにスタートさせるために、日本にいる間にやっておいた方がいいことをいくつかご紹介していきます。

病院巡り

オーストラリアに渡航する前には、健康面での準備も大切なポイントです。

私自身は、もともと日本にいるときからあまり病院に行くことがなかったので、ここでご紹介する内容は実体験というより、友人から聞いた話をもとにしています。

健康な方も渡航前に健康診断を受けておいたり、もし持病がある方は、かかりつけのお医者さんに相談しておくと、現地での生活もより安心してスタートできると思います。

虫歯治療の高額費用に注意

私の友人が実際にオーストラリアで重度の虫歯を治療した際、なんと40万円もかかってしまったそうです。こちらでは保険が適用されないことがほとんどで、治療費が非常に高額になりがちです。

もし虫歯などの問題が発覚した場合、治療を日本でするかオーストラリアでするか、よく考えた上で決断する必要があります。日本で治療を受けるにしても航空券や滞在中の収入を考慮すると、オーストラリアで治療を選ぶ方が合理的な場合もあります。

こうなることを防ぐためにも必ずこちらに来る前に歯医者に行っておくこと、虫歯の治療をしてからくることを強くお勧めします。

低用量ピルの処方について

保険に加入している友人が、オーストラリアの婦人科で低用量ピルを無料で処方してもらえた、というお話を聞きました。保険が適用されてピルを無償で手に入れられるのは、大きなメリットですよね。

ただし、これはあくまで「人づてに聞いた話」であり、私自身の実体験ではありません。そのため、正確な情報かどうかは分かりかねます。あくまでも「そういうケースもあるらしい」程度に参考としてお読みいただければと思います。

もし気になる方がいらっしゃいましたら、ご自身で最新の情報を調べてみるのも良いかもしれません。くれぐれもご自身の判断で、慎重にご確認くださいね。

役所ツアー

海外転出届を出しに市役所へ

海外へ長期滞在する前に、忘れずにやっておきたいのが「海外転出届」の提出。私も渡航前、市役所でこの手続きをしてきました。

まず最初にマイナンバーの窓口で、マイナンバーの取り扱いについて確認されました。「削除するか、一時停止にするか」を聞かれたので、私は一時停止のような扱いにしてもらったと記憶しています(ちょっとあいまいでごめんなさい…)。その後、市民課に移動して「海外転出届を出したいです」と伝えると、職員の方が丁寧に手続きを案内してくれました。

注意したいのは、税金や年金の手続きは別の窓口になる場合が多いという点です。私の場合も、いろいろな課を行き来することになり、思っていたより時間がかかりました。時間に余裕を持って動くことをおすすめします!

それともう一つ、ちょっとしたポイントなのが「マイナンバーの番号の控え」。
オーストラリアに到着後、現地の銀行(私はANZ)で口座を開設する際に、マイナンバーが必要と言われました。日本を出てしまうとすぐには確認できないので、写真を撮っておくか、番号をメモしておくと安心です◎

国際免許の取得

国際運転免許証の取得は意外とカンタン!

オーストラリアで車を運転する予定があるなら、出発前に準備しておきたいのが「国際運転免許証」。私も実際に取得してみましたが、思っていたより手続きはとてもシンプルでした!

申請方法と必要なもの

私は地元の運転免許センターで申請。費用は2,400円ほどで、所要時間は30分ほど。申請当日にその場で発行してもらえました。

持参したのはこの3点だけ:

  • 日本の運転免許証
  • パスポート
  • 証明写真(5×4cm)

これだけでOKです◎

有効期限と注意点

国際免許の有効期限は1年間ですが、オーストラリアでは州によって国際免許の利用期間が異なります。多くの州では最長3ヶ月間のみ運転可というルールなので注意が必要です。

私は「できるだけ1年間の有効期限を長く使いたい!」と思って出発の3日前に取得しましたが、どうせ3ヵ月ならそこまでギリギリじゃなくてもよかったかな…と少し後悔。余裕を持って手続きしましょう◎

3ヶ月以降に運転するには?

3ヶ月を超えてもオーストラリアで運転する場合は、以下のいずれかの方法を取っている人が多いです:

  • 翻訳サービスを使って国際免許の延長(私の友人はネットで見つけた業者に約50ドルで依頼)
  • 現地の運転免許証に切り替え(州によって料金や必要書類が異なります)

自分が滞在する予定の州のルールを事前に確認しておくと、後から慌てずに済みます。

パッキング

100キロ分くらい持ってきたい

パッキング、というより持ってくるものについては半年近く経過した今だからこそ伝えたいことがたくさんあるので、別の記事で詳しく書きますね。

思い残すことがないように

英語の勉強をしておくのはもちろん大切ですが、私が本当にオススメしたいのは、オーストラリアの美容院がとても高いので、出発前に日本で美容院に行っておくこと。そして、オーストラリアでは気軽に楽しめない日本の食文化を、渡航前に存分に楽しんでおくことです。

オーストラリアにも日本食を提供しているクオリティの高いお店や、調味料を売っている店もあるので、自分で料理することも可能ですが、今私が1番食べたいのは、チェーン店でリーズナブルに楽しめるはま寿司、すき家、餃子の王将、サイゼリヤなどの日本の定番メニュー。もちろん、コンビニのご飯も外せません!

日本で当たり前に食べていた味が恋しくなるので、渡航前にしっかり食べ納めしておくことをオススメします。後悔しませんよ!

まとめ

というわけで、今回はオーストラリアのワーホリに向けて私が実際にやった一連の流れをなんとか頑張って思い出しながらまとめてみました。少しでもこれから渡航する誰かの参考になれば嬉しいです。

途中で挟んでる画像は当時のストーリーの切り抜きなので見にくいのはごめんなさい(笑)

また追加で思い出した際には更新したり、wiseについてやパッキングについてなどの関連記事も今後出していきたいと思っています。

準備は大変だけど、その分楽しいこともたくさんあります。無理せず、自分のペースで進めてくださいね。

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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